3つの屋根リフォーム
塗装・カバー・葺き替えの違い
家の屋根は定期的なリフォームが必要です。リフォームしないでいると建物を痛めてしまいます。痛みがひどいと、その修理のために費用が嵩んでしまうでしょう。屋根の中には、30年以上リフォームが必要のない屋根もあれば、10年前後でリフォームが必要な屋根もあります。また、屋根のリフォームには、「塗装」「カバー」「葺き替え」という3つの方法があり、そのメリット・デメリットも様々です。そこで、千葉県の業者紹介サービス「ちいき新聞の外壁塗装」が、屋根の適切なリフォームの方法について紹介したいと思います。
まとめると…
- 屋根リフォームの方法は費用の安い順に「塗装」、「カバー」、「葺き替え」の3つ。
- 屋根の多くは、10年ごとに塗装を行うことで良い状態を保ちつつ、新築から30年を目安にカバー(もしくは葺き替え)を行って新しい屋根にするのが一般的。
- 瓦屋根など重量のある屋根は、塗装の必要はないが、30年も経てば葺き替えが必要になる。耐震性を強化するために、軽量の屋根への葺き替えが推奨される。
適切な屋根リフォームが寿命を延ばし、費用をおさえる
外装リフォームは大きく分けて「外壁リフォーム」と「屋根リフォーム」に分けられます。「外壁」の痛みや劣化については、外壁が目に見える位置にあるので比較的気付きやすいものです。一方で、普段見ることのできない「屋根」に関しては、その痛みや劣化について、なかなか気付きにくいものです。しかし屋根は最も痛みやすい場所のひとつです。なぜなら、雨や紫外線、熱や風に常にさらされているからです。家の中で最も過酷な環境にと言っても過言ではありません。メンテナンスを怠っていると、雨水が内部に浸入して建物を損傷させ、大幅な修理工事が必要になることも。そうなれば高い費用がかかってしまうことでしょう。屋根の適切なメンテナンスは、家の寿命を延ばし、結果として、住宅維持にかかる費用をおさえることにつながります。
3つの屋根リフォーム
屋根リフォームには、(1) 屋根塗装、(2) 屋根カバー、(3) 屋根葺き替えの3つ方法があります。それぞれの特徴を紹介します。以下の「費用目安」は、80㎡の屋根にかかる塗装費用の目安です(足場・養生・洗浄にかかる費用等は含まず)。
(1) 屋根塗装(塗り替え)
1つの目の方法は「塗装(塗り替え)」です。屋根に塗料を塗る工事です。塗装により、屋根材が保護され、品質が長期間維持されます。耐久年数は塗料や環境によって異なりますが、おおよそ10年程度です。塗装しなければ、紫外線や熱や風による屋根材の劣化が早まり、崩れやすくなったり、錆びたり、腐食したりして、雨漏りを発生させる原因となります。
塗料によって屋根材が保護され寿命が延びる
屋根リフォームの中でも最も安く済む(葺き替え費用の1/3~1/4)
既存の屋根に塗装するので、廃材が出ない
塗装のできる屋根材に限られる。スレート系、金属系、セメント系は塗装可能。日本瓦は基本的に塗り替えができない。
屋根材の表面、下地材にあまり痛みがない屋根に限られる(痛みのために、何度かに一度は「塗装・塗り替え」でははなく、「屋根カバー」や「葺き替え」が必要になる)。
(2) 屋根カバー(重ね葺き)
2つの目の方法は「カバー(重ね葺き)」です。屋根材を取り替える「葺き替え」の一種ですが、既存の屋根を撤去して張り替える完全な「葺き替え」と違い、既存の屋根を残したまま、その上に新しい屋根材を被せる「カバー工法」が用いられます。
新しい屋根材に覆われる
完全な葺き替え工事よりも、低価格・短期間で工事を済ませられる
既存の屋根材を撤去処分せずに、上に新しい屋根材重ねるので、解体費用や廃材の処分費用が発生しない
重ねることで屋根の重量が増えるので、軽い屋根材しかできない。また、重ねられる形状=フラットな屋根材にしかできない。スレート系やガルバリウム鋼板といった軽い金属屋根など、軽量でフラットな屋根。瓦屋根は基本的に不可。
下地は痛んでいないという場合に限られる。補修しないので、下地が痛んでいた場合、腐食し雨漏りの要因になる場合も(見極めが必要)。
(3) 葺き替え
3つの目の方法は「葺き替え」です。既存の屋根を撤去して張り替える方法です。屋根の下地が傷んでいる場合は「葺き替え」が必要になります。
屋根を下地から一新できる。元の屋根とルーフィングを剥がすことで、防水シート、桟木、野地板など下地材の不具合箇所を確実に補修することができ、住宅の寿命が延びる
建物自体の耐久性が上がる
既存の屋根の撤去、廃材の処分が必要になるため、工期が重ね葺きよりも長くなり、工事費用も高くなる
屋根のリフォームサイクル
3つのリフォームの中で、屋根材を丸ごと取り替える「葺き替え」が最も高価です。最も安価なのは「屋根塗装」。屋根塗装を定期的に行うことで、耐久年数を延ばすことができ、メンテナンス費用を節約することができます。ただし、長期間、同じ家に住む場合には、屋根塗装を定期的に行っていればそれで良いかというと残念ながらそのようなことはありません。最も一般的なスレート系屋根(コロニアル屋根・カラーベスト屋根とも呼ばれます)のリフォームサイクルについて紹介します。
1回目の屋根リフォーム…塗装
一般的なスレート系屋根ですと、約10年ごとに塗装が必要です。新築で購入したお家も10年ほどで1回目の「塗装・塗り替え」のタイミングを迎えます。塗装せずにあまりに長い間放置しておくと、屋根材だけでなく下地まで痛み、大きなリフォームが必要になるかもしれません。
2回目の屋根リフォーム…塗装
新築で購入したお家も、約20年目で2回目のリフォームのタイミングを迎えます。10年ごとに塗装を繰り返していても、湿気などの水分が影響して屋根材が傷んでしまうことがあります。2回目の屋根リフォームも基本的には「塗装・塗り替え」で大丈夫ですが、点検を行った結果、屋根の状態が良くない場合には「カバー工法」でのリフォームが必要なケースもあるでしょう。
3回目の屋根リフォーム…カバー工法
10年ごとに塗装を繰り返しても、長期的に見れば屋根材が痛んでいくのは避けられません。30年もたてば、屋根の状態が悪くなっているのが通常であり、破損や下地の劣化が進みつつあるでしょう。ですので、「カバー工法」でのリフォームをするのが一般的です。
屋根の種類に応じたリフォーム
- 軽度の劣化(屋根材が軽度な劣化、下地は損傷なし)であれば塗り替え
- かなり痛んでいる場合(下地まで損傷が進んでいる)には葺き替え
- その中間(屋根材がかなり痛んでいるが、下地はあまり痛んでいない)がカバー工法(重ね葺き)
- 一般的に「塗り替え」の必要がなく、30年程度はリフォームの必要がありません
- 痛みが進んだ場合には、重量が重いため、屋根を重ねる「重ね葺き」はできず、本格的な「葺き替え」が必要になるでしょう
- 重量のある屋根は耐震性に問題があるため、軽い屋根への葺き替えが推奨されています
千葉県内自治体の多くが屋根の軽量化に対して補助金を支給しています
最後に:屋根リフォームの方法とタイミングは適切に!
屋根の種類や状態によって適切なリフォーム方法はケースバイケース。塗り替え、重ね葺き、葺き替えの順に費用が高くなります。ひどくなるまで放っておかずに、定期的に点検を行い、必要があれば「塗り替え」をしていくことで、寿命を延ばして、お金がかかる「葺き替え」を避けることで、メンテナンスにかかる費用を結果としてお安くできます。約10年ごとに点検するのが良いでしょう。ちなみに、屋根と外壁のリフォームは同時に行うのが良いでしょう。そのことは 屋根+外壁セット塗装でお得で紹介しています。「自宅の屋根の状況を知りたい」といったご要望や、屋根リフォームの方法についてのご質問などありましたら、千葉県で活動する「ちいき新聞の外壁塗装」にいつでもお気軽にお問い合わせください。
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