外壁の種類と特徴 (写真あり)
外壁や屋根には種類があり、種類によって特徴は異なり、適切な塗装のタイミングも異なります。ですので、「住んでいるお家の外壁や屋根が何なのか」を知っておくことは、外装リフォームの基本と言えます。ここでは、千葉県の業者紹介サービス「ちいき新聞の外壁塗装」が、外壁材の種類や特徴を紹介したいと思います。
屋根材については屋根の種類と特徴をご覧ください。
まとめると…
- 外壁の作り方として①乾式工法と②湿式工法がある。
- ①乾式工法では板状のパネルを貼り付けて外壁を作る。その代表がサイディング壁。その手軽さなどから現在、外壁材の主流となっている。中でも窯業サイディング壁は新築戸建て住宅の約7割を占める。
- ②湿式工法では左官職人が壁をコテやローラーで塗っていく。日本の伝統的な手法。その代表であるモルタル壁は高級感や味わいのある仕上がり。
外壁づくりの2つの工法
外壁は、住宅の内部を外気から守り、快適な室内での生活を支えています。遮音や耐火、耐水、免震等の役割も果たします。外壁材は種類によって見た目も手触りも大きくことなりますが、外壁をつくるための工法は大きく2つに分けられます。
(1) 乾式工法 … サイディング壁など
工場で生産された既成部材を取り付ける工法です。「パネル外壁材」であるサイディングボードを貼り付けて住宅の外壁をつくる「サイディング」が有名です。できたものを取り付けるので、工期が短く済み、施工も比較的簡単です。サイディングボードとサイディングボードとの間はシーリング材でつなぎます。
(2) 湿式工法 … モルタル壁など
コテやローラーで壁を塗っていく工法で、日本の伝統的な工法と言えます。塗り壁。建物の保護や、表面の意匠・装飾などのために、職人の手によって塗り上げていく左官工事は、専門性の高い工事です。塗るのはモルタルやコンクリートなど。高級感や味わいのある仕上がり。乾燥硬化まで時間がかかるため、比較的工期は長くなります。
乾式工法 | 湿式工法 | |
---|---|---|
ポイント |
|
|
代表壁と その特徴 | サイディング壁
| モルタル壁
|
従来の住宅は「塗り壁」(湿式工法)が主流でした。しかし、「サイディング」(乾式工法)が「塗り壁」よりも施工期間が短く、安価であったために1980年頃から急速に成長し、今日では「サイディング」が外壁材の主役になっています。
サイディング壁
サイディングは材質によっていくつかの種類があります。それぞれの特徴や塗装目安、注意すべき症状を紹介します。
窯業系サイディング
日本で最もポピュラーな外壁材が「窯業(ようぎょう)系サイディング」で、新築住宅の約7割に達します。セメントに繊維質や無機物などを混ぜ、板状にした素材です。タイル調・木目調・コンクリート調・レンガ長などデザインもカラーバリエーションも豊富。コスト面・機能面でも優れており、バランスの取れた外壁材です。一般的には、コーキング剤の劣化(シーリング劣化)が7年程度で起こり、次の塗装時期が近づきます。サイディングボード自体は防水性が低く、塗膜に防水性を頼っています。ですので、塗膜が劣化して水分がボードに達すると比較的短期間でボードが反り返ってしまうのでその前の塗装をお勧めします。
シーリング劣化 ボードの反り チョーキング ひび割れや剥がれ 色あせ 藻やカビ など
シーリング劣化 ボードの反り チョーキング ひび割れや剥がれ 色あせ 藻やカビ など
金属系サイディング
スチールやアルミ、ステンレスなどの非鉄金属鋼板。金属素材特有のシンプルでスタイリッシュな外観。軽く丈夫な素材で、住宅に負担がかかりにくく、耐震性、耐熱性、防水性にも優れています。表面はメッキ加工がされていますが、中身は鉄の板。塗膜が劣化したり、何かぶつかったりして表面が傷ついたところに水分が触れることでサビが発生したり、悪化して穴が開いたりすることに注意する必要がある。
サビ チョーキング 浮き 剥がれ 穴あき など
サビ チョーキング 浮き 剥がれ 穴あき など
木質系サイディング
天然木や合板に表面処理を施した木の温かみを感じられる素材です。断熱性に優れていますが、防火性には劣ります。また、メンテナンスには手間がかかります。
チョーキング 色あせ 藻やカビ 腐朽き など
チョーキング 色あせ 藻やカビ 腐朽き など
樹脂系サイディング
塩化ビニル樹脂を使用したボードを使った外壁。北米では高い普及率を誇っていますが、日本ではまだ少なめ。軽量で、耐久性・耐候性に優れています。メンテナンスも少なく済みます。遮音性は劣ります。
ボードの割れ 塗装の色あせ など
ボードの割れ 塗装の色あせ など
モルタル壁
コテやローラーを使って左官職人が仕上げた塗り壁の中で最も主流なのが、セメントと石灰や砂を混ぜて水で練った素材「モルタル」を使った塗り壁です。新築住宅の10%程度を占めます。塗り壁は職人の技術や注文内容しだいでデザインや風合い、質感が決まってくる唯一無二のものだと言えます。強度が強く耐火性に優れます。一方で塗膜が劣化して防水性能が低くなると急激に劣化が進み、ひび割れが発生します。
シーリング劣化 モルタルの剥離 ひび割れ カビ・コケの発生 など
その他の外壁
これまで挙げてきた外壁で戸建て住宅の9割以上を占めます。もし、あなたのお家の外壁がまだ登場していなければ、稀少なケースと言えそうです。その全てを紹介することはできませんが、いくつかを紹介します。
ALCパネル
コンクリートを軽量気泡化した外壁材。断熱性・耐火性・耐久性に優れ、マンションなどに多く見られます。チョーキングや紫外線による色あせ、藻やカビに注意。
RC鉄筋コンクリート打ちっぱなし
水とセメント、砂、砂利を混ぜたコンクリートは、最も強度のある外壁材。クラック(ひび割れ)、鉄筋爆裂(クラックや継ぎ目地などから雨水が浸入し、内部の鉄筋を腐食して錆が生じた結果、膨張してコンクリートが押し出された状態)に注意。
トタン張り
外壁に使用されているトタンは、「プリント」と呼ばれる木目調の塗装をされたものが多い。築30年以上の建物に多く使用されています(現在はほぼ使用されていません)。反りや白サビに注意。
漆喰
漆喰は耐久年数100年と言われますが、5~10年を目処に傷や汚れを洗い流したり、専用の塗料や漆喰の再塗装をしたりすることでメンテナンスします。
レンガ
粘土や頁岩(けつがん)、泥をレンガ用の型に入れ、窯で焼き固めた素材です。耐震性、耐熱性、耐火性、遮音性などに優れています。レンガ積みの家の寿命は長いですが、割れ・欠け・目地(レンガとレンガのつなぎ目)などについては、こまめな補修が必要です。
最後に:お家の外壁材の特徴を知って適切な外壁塗装を!
あなたのお家の外壁が、数ある外壁材の中でどのような特徴を持っているのか、分かりましたでしょうか。今日の日本では、新築住宅の多くがサイディングを採用しています。経年劣化で板のつなぎ目(目地)のシーリング材コーキングの劣化が発生しやすいのでご注意ください。塗り壁は日本の伝統的な工法です。その代表はモルタル壁。モルタル壁ではひび割れに注意しましょう。「自宅がどの外壁材か分からない」といったご不明点、ご質問などありましたら、千葉県で活動する「ちいき新聞の外壁塗装」に、いつでもお気軽にお問い合わせください。
ちいき新聞の外壁塗装とは?
千葉県の塗装業者を「ちいき新聞」が″無料″で紹介する
上限3社の一括見積もりサービスです♪
お問い合せフォームにご入力いただくか、
直接お電話にてお問い合わせいただけます。
フォームからのお問い合わせの場合でも、「お問い合わせ → 即紹介」ではなく、ご希望にマッチする業者を見つけるためにお電話にて詳しい状況やご要望をお聞きしています。お電話での了解のないまま業者を紹介することはありません。 お聞きすること 1⃣塗装の予定 (1ヶ月先・半年先など) 2⃣住居形態 3⃣築年数 4⃣塗装経験 5⃣面積 6⃣壁/屋根の種類 7⃣住所 8⃣名前 9⃣電話可能時間帯 など
信頼できる業者を効率的に見つけたい方
複数業者の提案・見積もりを比較したい方
千葉に強い見積もりサービスを利用したい方
初めての塗装なので相談窓口が欲しい方
見積もり後しつこく営業されるのがイヤな方
訪問業者の提案・見積もりが信じられない方
ハウスメーカーの見積もりが割高に感じる方
ご希望に沿った業者のみを紹介します
上限3社!3社以外から連絡なしはありません
了解ないまま業者を紹介いたしません
ご質問・ご相談だけでもOK!かまいません
見積もり後、しつこい営業は一切ありません
利用中、ちいき新聞がいつでも相談窓口
電話代も含め料金は一切かかりません