色見本

外装リフォームにおける色見本（いろみほん）とは、塗料メーカーが施工店に配布・貸与している塗料の色の見本のことです。外壁や屋根の色を決めるときの参考になる。色見本帳。

塗料メーカーが実際に販売している塗料の色なので、仕上がりに近い色から選ぶことができます。ただし、色見本の面積が実際の住宅に比べて小さいため、実際の大きな面積に塗料を塗ったときとは印象が異なる場合があります。そのため、なるべく大きな色見本で確認することが推奨されています。A4サイズ前後の板に塗料を塗った塗り板（ぬりいた）や、外壁への試し塗りの方が、質感も含め実際に近いイメージを獲得できるでしょう。

どのような環境で色見本を見るかによっても、実際の印象とは相違が生まれる場合があります。特に室内で色見本を見た場合と、実際の外壁や屋根の仕上がりとでは、印象が異なる可能性が高くなります。少なくとも実際の外壁や屋根と同様に、太陽光のもとで色見本を確認する方が良いでしょう。

写真は日本ペイント株式会社の塗料「ニッペ ファイン パーフェクトトップ」の色見本です。その中には「紙に塗装してありますので実際の仕上がりとは多少異なります」、「広い面積に塗られた場合、実際の色が見本帳の色よりも多少明るく見える場合があります」といった注意書きが添えられています。